でも、マイティンは皆から好かれていました。



いつもそんなマイティンをみてエリトリンは羨ましかったのです。



「なんで…人気者なのに…私に近づくの?私が悪い子になるから…近づかないで…」



エリトリンの本心ではありませんでした。
本当は仲良くしたい。でもマイティンが怒られちゃう。だからできない。そう思ったのでしょう。




マイティンはそんな事おかまいなしに
エリトリンに話しかけてくるのです。



「ねぇ君の名前は?遊ぼうよ!」



そう言ってエリトリンの腕を掴んだのです。



「やめて!!痛い!!私が悪い子になるのは嫌なの!!私に近づかないで!!」




エリトリンが言いました。



「ご、ごめん…」



エリトリンは言いすぎたと思い、呼び止めようとしました。



「待って…マ、マイティン君…」



ですがマイティンは走って行ってしまいました。