りんごの娘

マイティンはエリトリンのことを思いました。


そしたら強くなれるのです。


恋の力は絶大なのです。


「バカだなお前。もう呪いかけ終わったよ。さっさと出てけ!」


「カバス…ありがとう…」


「幸せになるんだよ…!」


「うん!お母さん!」


そしてマイティンは出て行きました。


「いつからあんなかっこいい子になったのかな…私の息子は…」


カバスは呪いをかけたとはいえ、人を救ってしまいました。息子だとしても救ってはいけないのです。救ってしまった魔女はその場で灰となり消えてしまうのです。


「マイティン。私がこんなわがままでごめんね…親なのに親らしいことできなくてごめんね…バイバイ…」


カバスは息子を最後に思ったまま天国にも地獄にもいかずに亡くなりました。