【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜



その囁くような声は


吐息とともに、あたしの耳をくすぐった。



顔が熱くなる。


「あの!えとね……!話しがあるの」

恥ずかしさのあまり

思わず耳を抑えてうつむいてしまった。



「話しがあるそうなので、ちょっと返してね」


瞬はそう言って、


中津くんの手を離させると、

同じ部分を自分の手で優しくつかむ。



「でも、実行委員だぜ?」


中津くんは集まる教室の方向を指差す。


「先に行っとけよ。めいがおれに話しがあるだけだから」


わざと〝めい〟と強調されてドキッとする。



「分かったよー。綾瀬ちゃん、遅れるなよー?」


そう言って先に行ってくれた中津くん。

家のことだから2人きりじゃないと喋れない。