紗希ちゃん、大丈夫かな? 瞬も…。 「じゃあ、その決まった班でレクとかするからなぁー!バスの座席とかも決めとけよー」 先生の声でみんなが次のことへ動く。 「バスの座席、書きに行こ」 紗希ちゃんはそう言うと 班の人達と目を合わさず 先生のもとへ座席を書きに行ってしまった。 「あ、えと…!楽しもうね!」 あたしは瞬を見てそう言うと 「…。 あぁ」 最初は驚いた顔をしていたけど 目を細めて笑ってくれた。