「めいー。さっそく遅刻で実行委員なんてドンマイ！」
望美ちゃんが同情の眼差しであたしを見る。
「あはは。自業自得だけどね」
いや。瞬のせいか。
心のなかでつっこむ。
「でも、まさかの中津くんなんて…。ちょっと個性あるから大変だね」
紗希ちゃんもあたしのところへ来て
苦笑いを浮かべてる。
「でも、みんな中津くんが実行委員で楽しそうだし、なんとかなるよ！たぶん！」
「望美思ったんだけど、くじ引きだから同じ班になれないかもね」
望美ちゃんがポツリとつぶやく。
「はっ！！ほんとだ！みんなと同じ班になろうって言ってたのにぃ！」
「まあ、自由時間があるから。あ、ほら。班のやつ、くじ引きに行こ？」
紗希ちゃんがそう言うと
あたし達は中津くんのくじ箱のくじを引いた。
