「めい、顔赤い。照れてる?」
「もう!!からかわないで!!」
「ははっ。お前といると嫌でも元気でるよ。笑けてしかたない」
喜んでいいんだかわからないけど
でも、
あたしの口角は自然と緩む。
「瞬のいいところ、あたしはいっぱい知ってるからね?意地悪だけど、ほんとは優しくて、料理上手で、笑ったらかわいいとことか!! だから…!」
「分かったから。てか、そーいう恥ずいこと普通に言うな」
瞬の頬は少し赤く染まっていて、
瞬も照れてるのか、手の甲で頬をおさえていた。
ねぇ。瞬。
紗希ちゃんのこと、今は聞かないけど
いつか紗希ちゃんも
瞬のいいところ、分かってくれると思うな。