あたしが振り返ると
そこにいたのは今朝見たはずの
制服姿の瞬。
「えっ!?か、神谷くん!?」
望美ちゃんが目を見開いて瞬を見る。
いきなりあたしに話しかけてきたことに驚いているのであろう。
「俺も1人暮らしなんだ。大変だよね?1人暮らしって」
楽しそうな顔をしてあたしに言う。
他人のふりするとか言って!!
学校でこんな関わるとあたしがいろいろ変に思われるじゃん!
「そ…そだね。大変だよねー」
うぁー!あたしのバカ!演技下手くそ!瞬もこんなときに話しかけてくんな!!
「あははっ。まぁお互い頑張ろ」
きっとこの人、あたしの演技に笑ってる。
「じゃ、またね」
そう言って風のように去って行った。


