学校に着くと同時にチャイムが鳴る。
「おはよう、めい。ギリギリだね?」
紗希ちゃんがあたしを見て言う。
「うん!先生まだ!?」
「まだだよ。でももう授業だから、あとで1人暮らしのことは、たくさん聞くからねー!」
ニコッと笑ってる望美ちゃん。
冷や汗がでる。
え、待って!
神谷 瞬と一緒に住んでます !なんて
言えませんよー!?!?
「おー綾瀬?いい加減突っ立ってないで座れよ?授業始めるぞ?」
いつの間にか先生が入ってきていたみたいで、
あたしのすぐ後ろにいた。
「あ、え?はい!!」
あたしは急いで席について、授業の準備をした。