男の子のお風呂は短い。 あたしがハンバーグの準備をして焼いてる途中に 瞬はお風呂からあがってきた。 「あっちー。お、うまそ」 いつの間にかあたしの後ろにいたみたいで、 急にあたしの顔の横に、瞬の顔がきてた。 「わっ!びっくりした!!」 近すぎてドキドキする。 シャンプーの香り。 「あとどんくらい?」 「もうすぐできるよ。って。きゃー!!」 あたしは後ろを振り返りながら言った。 しかし、 それよりもあたしの目の前には 上半身はだかのバスタオルを巻いた瞬の姿がいてハンバーグどころでない。