隣にいる彼は 左手でその子の頭を優しく撫でる。 朝日に照らされて 左手の薬指のリングは光っていた。 愛おしく思えて、あたしは自分の左手を見つめた。 「めい…。おいで?」 「ままぁっ」 あたしはゆっくりと 愛おしい2人のもとへと歩み寄った。