【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜






「瞬はさ…。めっちゃいい奴だから、綾瀬を幸せにできるよ」




前を向いてしまった五十嵐は、ゆっくり歩きだした。





「そんなの…知ってるし!」




だって、こんな私にまで優しくしてくれた神谷だもん。




めいのこと幸せにできる。






私は走って、五十嵐の隣に行った。



さっきのいつもと違うような笑顔が見たかったから。




「強がり…。なんか園田、瞬にも似てる」




ふっと笑ってる五十嵐を見て、私はポツリとつぶやいた。




「強がってなんかない」


私、神谷のこと好きじゃないもん…。

あれは過去のこと。





今は、隣にいる五十嵐のことが気になって仕方がない。




このことは内緒。