「…ごめんなさい。瞬。本当にごめんなさい…。あなたの置いて…海外に行ったこと…。あなたを育てることができなくて、後悔してる…」
「…………」
瞬は何も言わず、話を聞くだけだった。
「あなたのためを思って…。あなたを置いて行ったこと。
親らしいこと、今ならできるからってあなたのもとへ来たの。
でも、あまりにも遅過ぎよね」
「………そう思うなら、また作ってよ。ハンバーグ」
「……えっ?いいの?」
「親らしいこと…。してくれるんでしょ?」
「………っ。…えぇ」
とうとう泣いてしまった瞬のお母さん。
瞬も不器用に
やっと言葉で伝えたね。
本当はずっと、
お母さんにハンバーグとか作ってもらいたかったんだよね。


