「よくないです!瞬も、瞬のお母さんもお互いの気持ち言わないから…。不器用だから…。ちゃんと言葉にして伝えて…」
あたしは泣き出してしまった。
なんであたしがここで泣くのかよく分からないけど…。
でも、2人を見てたらもどかしくって…
変なの。
「めい。ハンバーグ食うから…。泣くな。な?」
瞬もあたしのもとへ来て、
あたしを泣き止まそうとする。
「うん…。食べて…?絶対においしいから」
あたしがそう言うと
瞬は持っていた紙袋をテーブルに起き、
食卓に座って、ハンバーグを一口頬張った。
「………うまっ」
瞬のそんな言葉が聞こえる。
あたしはすごく嬉しくなった。
瞬のお母さんを見ると、口を両手で抑えて、
今にも本当に泣きそうな顔をしていて…。
もどかしいけど…
すごく温かい家族だなって思った。


