「なんであんたがここにいるんだよ?」
瞬は怒りをあらわにしてお母さんに言い放った。
左手に小さな紙袋を持っている。
あれ?なんだろ?
「めいちゃんとさっき偶然会って。お邪魔させてもらってるの」
「早く帰れ」
瞬のその言葉を聞き、あたしは瞬の前にでた。
「瞬!話を聞いて!!今日はね、瞬のためにお母さんがハンバーグを作ってくれたんだよ!」
「いらねーよそんなの」
「こんな美味しそうなハンバーグだよ!?」
「いらねーって」
…こいつ!!
お母さんの本当の気持ちも知らずに!
「瞬の分からずや!!お母さんがどんな気持ちで瞬を置いて海外に行ったか分かってるの!?
どんな気持ちで今まで…。
瞬のこと…大切で仕方ないから…。親らしいことしたいからって…。
ハンバーグ作ったんだからね…っ!?」
「…えっ?」
あたしの怒鳴り声にポカンとしてる瞬。
「もういいの。めいちゃん…」
そう言って瞬のお母さんは
あたしの肩をトントンと優しく叩いてくれた。


