瞬の腕があたしの腰に回って来た。
「じゃあ、これからもよろしくな?」
耳もとでそっと囁かれる。
「…これからもって?」
「さぁー?自分で考えたら?」
「分かんないもん」
「じゃあ、ヒント。明日も明後日も…1ヶ月後も、1年後も…ずーっとってことだよ」
…。
「考えといてあげる」
「あっそ。じゃあもういい。他の人で」
瞬の腕が離れた。
「うっ!!うそうそ!!あたしがずっといるから!」
そんなことにいちいち必死になっちゃうあたしもどうかと思うけど…。
「…ははっ。いい子」
そう言って瞬はあたしにキスを落とした。
瞬の未来。
瞬が、素敵な先生になっていますように。
隣には、あたしがずっといますように。
そして…あたしの夢は…?


