【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜




ベッドで横たわってる瞬が目に映る。


腕で目を隠して…。

いったいどんな顔してるの?

どんな想いで…今…。






「瞬?」



名前を呼んでも反応がない。




あたしはベッドの横の床に座り

瞬の頭を撫でた。



「ごめんね?なんにもできなくて…」



そう言うと、瞬は少し腕をずらしてチラッとだけ目が見えた。


とてもさみしそうな目をしていた。




「…。ごめん。今、俺サイテーな顔してるから…見んな…」



「…ううん。あたし、瞬の言うこと聞かずに勝手な行動したじゃん。お母さんと瞬の関係もよく知らないまま…。
でしゃばってごめん」



「あんな人、もういれるなよ?急に海外で仕事を継いでほしいなんて…。自分の名誉守るためだよどうせ…」




そんな風に勝手に決めてもいいのかな…?

お母さんとちゃんと話してないのに…。



「俺にだって…ちゃんと夢があるっていうのに…」



「えっ?夢、あるの?」



「あるよ…。聞きたい?」



瞬の腕はいつの間にか目からどけていて。

瞬の嬉しそうな顔が見れた。