「で?話って何?用済んだら帰ってよ」
瞬が突然そんなことを言い出した。
こらー!!
なんでそんな素っ気ないの!?
「うふふ。まず、あなた達のこと聞きたいな?なんで一緒に暮らしてるの?」
「っ!!!!?」
あぶなっ!!
食べてるもの吐きかけた…。
とんでもない彼女って思われるとこだったよ…。
っていうか、
自分の息子と一緒に暮らしてる女なんて…
いい気しませんよね!?
「これは不動産のミスだよ。ちょっと間一緒に暮らすことなってんの。空き家見つかるまで」
瞬が冷静に説明してくれた。
ひとまず、助かった…。
「あら…大変だったのね」
「そんなこといいから、用済ませて」
「冷たいわね…。まぁ、仕方ないかぁ。私が悪いのよね」
ふふっと笑うと、
瞬のお母さんは口を開いた。


