夕飯をあたしが作ってると
キッチンに瞬がやってきた。
お母さんは食卓に座ってるみたい。
「お前、ふざけんなよ。俺の意見、聞きもせずに…」
「ごめん…。でも、瞬のお母さんだもん。ちゃんとあいさつしたいし、それに…」
「それに?」
「いい彼女だって思われたいじゃん…」
「はぁー…。あんな親でも、めいは俺の親扱いするんだな…」
「勝手なことしたのは…ごめん」
「いいよ。そんな可愛いこと言われたら許すしかねーじゃん」
そう言って頭をポンポンと撫でる。
良かった…。
怒ってたと思ったけど、笑ってくれた。
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