「あ…あの…。申し訳ありません。神谷様。そちらの空き家にはもう既に新しい方が来まして…」
「えっ…?」
今度は瞬が変な声をだしていた。
あたしは開いた口が塞がらなくて…。
「あの電話から、かれこれ2週間過ぎていますので…。すいません。すぐに住人が決まってしまい…」
「あっ…あぁ…。そうなんですか…」
瞬は思わぬ展開に戸惑っていた。
ううん。それはあたしの方かもしれない。
嬉しくて、でもちょっぴり罪悪感もあって…。
でもやっぱり、
これからも瞬と一緒にいられるって思うと嬉しい…。
「すいません。また空き家はちょっと間ないかもしれません…!見つかり次第また連絡させてもらいますね!」
「あ…はい」
そう言ってあたし達は不動産をでた。


