「瞬…。覚えてる?この家に同居するときの約束…」
あたしはおそるおそると聞いた。
「約束…?」
「うん。1ヶ月の間だけって約束…」
「あぁ…。あったな」
「この前の電話…。間違い電話って言ってたやつ。不動産からだったの。空き家見つかったって…」
「ふーん…」
「…それで、あたしはどうするべきかなぁって考えてたの」
全部…話した…。
瞬はどう思った?
「…ごめん、俺。知ってた」
「えっ?」
まさかの予想外な返答に驚く。
「あからさまにめいの様子が変になったから、履歴見たら不動産とおんなじ番号だった」
「履歴っ!?」
「そう。そんで、いつになったら俺を頼ってくれるかなーって待ってたんだけど?」
「ごっ…ごめん!!…あたし、分からなくて…」
「分からない?」
自分がどうしたらいいのか…。
まだ分からない。


