「んだよ。君。さっきと違って生意気じゃん?」
男がまためいに近づく。
ふざけんなよ。俺のなんだから。
びしゃっ!!
「うわっ!!冷てっ!!」
そんな声をあげたかと思うと
その男の服はびしょびしょに濡れていた。
「あっ!ごっめんねぇ!!手が滑っちゃった♪」
「お姉ちゃん!?」
お姉さんが、この男にオレンジジュースをかけたのだと分かる。
しかもわざと。
「てめっ!!んだよ!!今のわざとだろ!?」
お姉さんが今度は腕を掴まれる。
「あっ!!てめっ!!」
俺は急いでお姉さんを助けようとした。
ボキボキボキ!!
えっ…?
すごい音がしたと思うと
「いってぇ!!!!」
男の人は自分の腕をさすって痛がってた。


