めいのお姉さんとお化け屋敷に来てる。 話したいことがある。 真面目な顔でそう言っていたから きっとめいのことだろうと思った。 「真っ暗だね」 「そうですね」 「ねぇ。なんでめいと2人で暮らしてるの?」 やっぱりその話題か。 「今から話を聞いてもらえますか?」 「いいけど。ことによっては、あたしはお父さん達にこのことを言うかもしれないからね?」 「はい。分かりました」 それでも俺は決めたから。 めいを守ると。 だから、全てを話してお姉さんを納得させる。