「次はお化け屋敷行く!?」
「あっ!いいっすね!」
「よし!決定っ♪」
…。
瞬がお姉ちゃんと仲良くなって…。
すごく嬉しいけど
でも、瞬を取られたみたいな気がして少しやだな。
お姉ちゃんにそんな気はないのなんて分かってるけど…。
あっ…。
なんかいろいろ考えたらクラクラしてきた。
さっきのジェットコースターで酔ったのかな。
「めい!!早くー!!」
お姉ちゃんと瞬がこちらを見て待ってる。
いや…だな。
でも、せっかく来たんだし楽しみたいよね?
あたしのせいで楽しめなかったっていうのはいやだもん。
「ごめん!ちょっとさっきのジェットコースターでふらふらしちゃって…。2人で行ってきて?」
「大丈夫?」
瞬はすぐにあたしのもとへ来て
あたしの体を支えてくれた。


