「えっ?俺は別に大丈夫ですよ。姉妹水入らずだと思うんで…。楽しんできてください」
えぇっ。瞬こないの…?
「…。いや、チケット3枚あるから、もったいないからきてほしいんだけど?」
お姉ちゃん!!ナイス!!
だから瞬を誘ったのね!
「瞬も行こうよ?」
あたしも誘ってみた。
「えっ…。じゃあお言葉に甘えて…」
瞬はペコっとお姉ちゃんにおじぎした。
「よっしゃ!えぇっと。青年よ!名前は!?」
「あっ。神谷 瞬です」
「瞬くんっ!行くぞ!!冒険へ!!」
お姉ちゃんは瞬の腕を掴んで
冒険の始まりかのように玄関に行く。
「ちょっ!お姉ちゃん!?」
あたしはお姉ちゃんの行動にハラハラとして。
「すいませんっ!お姉さん。俺、まだパジャマです…」
瞬は冷静にお姉ちゃんにツッこんだ。


