「…めーいー!!!!」
朝日などの心地いい目覚めではなく
あたしはお姉ちゃんの叫び声とも近い声で目が覚めた。
バッと起き上がると、瞬があたしに腕をまわしていて起き上がれない。
「めいー?どこー?」
やばい!!お姉ちゃんがくる!!
「瞬っ!起きて!ちょっとよけて!!」
「…んんっ…」
眠たそうにして、あたしを逆に強くギュッとしてきた。
「ちょっ!?瞬っ!?何寝ぼけてんの!?」
お姉ちゃんに見つかったらどうするの!?
「めーいー?」
ガチャ。と寝室のドアが開く音。
その音と同時に、あたしは瞬をドンっと押しベッドから落とした。