【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜




「なんか…お前のお姉さんって…」


瞬が何かを言いかけた。


「うん、分かってるから。言わなくても分かってるから…」


あたしは呆れたように、言葉を遮りました。




「ていうか、どうすんの?」


瞬もちょっと危機感を持ってきたみたいで。



「どうしよう…。お姉ちゃんがお父さん達に言っちゃったら、瞬と暮らせなくなるのかな…」


それは、嫌だよ。



「…へぇ。そんなに俺と一緒がいいんだ」


ニヤッと笑ってあたしを見てきた。



「…そうだよ。だってやっと瞬と両想いになれたのに…」


転校して、離れちゃうなんて…。

そんなの嫌だ。



「なんか今日は素直だな?」


確かにこんなことを言ってしまうなんて



あたしの中で

瞬と一緒に暮らすってことは



楽しくて、大切なものになってきてるってことなのかな。