「あはは。まぁまだ時間はあるし。じゃあ俺、お先ね」 あたしの体は解放される。 「えっ」 急に抱きしめられた腕がなくなって さみしくなった。 「またあとで添い寝してやるよ」 あたしの気持ちが分かったかのように そんなことを言ってくる。 「なっ!!いいです!!」 「俺がするって言ったらする。拒否権はなしね」 そう言って、お風呂に行ってしまった。 心臓はいつも休まない。 瞬のせいでいつもドキドキ。 「…瞬の…ばか」 そうつぶやくと、玄関がガチャっと開く音がした。