ガラッ。 「失礼しまーす…」 紗希ちゃんを望美ちゃんに任せ、 あたしは保健室に来ていた。 誰もいない静かな保健室。 ベッドにゆっくり近づくと 整った顔立ちをした瞬が スースーと心地よさそうに寝ていた。 「………」 こんな風に寝られてると、 起こせません!! …もうちょっとだけなら、大丈夫だよね? 寝かせてあげておこーっと。