【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜




「他にいいとこないんですか?」


だんまりだった神谷 瞬が口を開く。


「ん〜。少し時間が必要になりますね」


「それはどのくらいですか?」


「1ヶ月あれば…なんとか空き室がでるかもしれません。明確ではないですが…」


「わかりました」


1ヶ月…。

その間あたしは家がないの?



お父さん達に言ったら連れて行かれる。

そしたら今の高校にいられない。



紗希ちゃん達に泊めてもらう?


うんうん。そんな迷惑なことできない。


「えーっと、綾瀬 めい。だよな」


「え?」


神谷 瞬があたしの名前を呼んだ。


「1ヶ月だけ、我慢できねーの?新しい家見つかるまで」


「………」