めいから一度離れる。

足りねーな。


「俺にうつせばいいよ 。とりあえず今はキスしたい」



「はっ!!!?」



耳まで真っ赤にして、


今のこいつの体温、大丈夫か?



「目、閉じたら?」


「いや…だ…」


拒否権なんてねーのに。


顔をもう一度近づける。


するとギュッと目をつむるめい。


「だめっ!ほんとにうつるよ」


「んじゃ、ラスト」


軽く当てるだけのキスをした。



「…ばか」


上目遣いは反則だろ。


「また熱あがってきてるんじゃない?早く戻って、一緒に寝ますか」


めいの手を引っ張り、寝室に連れて行く。