「うるさい。病人は黙って言うことを聞きなさい」 楽しそうに笑いながら、命令口調な瞬。 いつもは抵抗できるんだけど 今日のあたしはバタンキュー。 「でっ…でも…」 「ん。ほら、あーん」 瞬の強引さに負けて、あたしは口を開いた。 おかゆがあたしの口に含まれる。 「どう?おいしい?」 瞬の作ってくれたおかゆは温かくて。 あたしはコクリと頷いた。