「うん、やっぱりベッドっていいな。よく寝れそう…」
ゆっくり目を閉じた。
あ、いつでも寝れそう。
「じゃあ、これからは毎晩添い寝して寝る?」
クスリと笑った声は私の耳もとで聞こえて、
思わず閉じた目を見開いた。
「なっ!!」
「ははっ。いちいち反応すんなって。冗談だから。いい子は早く寝な?」
あたしの反応をおもしろがる瞬に、膨れっ面になるけど…
瞬の優しい手はいつだってあたしを安心させてくれるから
簡単に目を閉じれてしまう。
「早く良くなれよ?」
その声は…
現実なのか、夢なのかは分からない。
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