「ひゃっ!!」 「可愛い声…。聞こえてる?神谷くん」 『てめぇ!!絶対許さねぇ!!』 「じゃーね。神谷くん♪」 そう言って楽しげに電話を切ると同時に あたしから離れた。 ゆっくりと体を起こす。 「なんでこんなことするの…?」 「めいが好きだから」 「理由になってないよ…」 「…たぶん。お前はもう幸せになれるよ。だから…最後になるかも」 「えっ?」 「俺はめいが好き。ガチで」 見つめるその目は、真剣で。 濡れてる髪は…。 あたしの髪と同じ匂い。