「じゃあ、俺。そろそろ行くわ」 ゆっくりと席をたつ。 「どこへ?」 知ってるくせに、笑っていう千鶴は昔と同じで子供っぽい。 「めいのとこ」 「…そっか。頑張れっ!」 いつの間にか雨は止んで きれいな晴れた空が広がっている。 「じゃあっ!!またな!!」 俺はいち早くこの気持ちをめいに伝えたくて…。 走ってファミレスをあとにした。