「ごめん。俺めっちゃ幸せになるかも」
得意げに笑って見せた。
「…ふふ。あたし、新しい学校で洋司さんに出会って、いっぱい助けられて、あの人を好きになったの。今幸せよ?素敵な教師生活を送れてるもの」
洋司さん。
と、呼ばれるその人がきっと千鶴の結婚相手。
「これからもお幸せに」
「瞬くんは、これからもずっと私の生徒だよ。大切な…。私に素敵な思い出をいっぱいくれた…。大切な大切な人」
「俺も。千鶴には感謝してる」
「恋の悩み、先生がいくらでも相談になるからね?」
「…サンキューな。千鶴先生」
俺の中で止まってた時は
動き出す。
俺の過去にけじめがついた。
ピリオドがうたれた瞬間。