「だって…!私の大切な友達だもん!めいは…」
「…めいちゃんって。あの時泊まりに来てた?」
思い出したように言う千鶴。
「うん、そぅ。鍵なくした子」
そうか。
めいは家出したとき、鍵をなくしたという口実を使ったのか。
「瞬くん、めいちゃんが好きなの?!」
嬉しそうに俺に向かって笑う千鶴。
「うん」
「そっかぁ! って紗希!なんてこと言ってるの!?紗希が瞬くんの恋路を邪魔するなんておかしいでしょ!?」
とうとう千鶴は怒り出した。
「だって…!私、知らなかったんだもん!なんにも!!お姉ちゃん傷ついてると思ってたんだからね?!」
なんか、姉妹っておもしろくていいな。
俺は思わず笑ってしまう。


