【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜



「そっ、そーなんだ!じゃあ急いで帰るね!」



「うん、そうした方がいいかも!」



望美ちゃんに電話して良かったぁ〜。

天気予報うっかり忘れてた。




「あれ?めいじゃん?」


聞き覚えのある声が背後から聞こえる。


ゆっくりと振り返ると、


「あっ、中津くん?!」


そこには中津くんがいた。



「えっ?中津??」


望美ちゃんが電話越しに言う。


「あっ!うん。今会って!!」


「えー?誰と電話??」

通話中なのに、中津くんは関係なく喋りかけてくる。


「望美ちゃんだよ。じゃあ、望美ちゃん。ごめんね!ありがとう!!」


「ううん、また誘ってね」


「うん!」


「…めい。神谷くんのこと無理に忘れなくていいからね?」


「えっ?」


「諦めなくていいの。誰になんと言われようと。じゃあね!」


そして望美ちゃんは一方的に切ってしまう。