ゆっくりと起き上がりリビングに行く。
やっぱり、瞬の姿はなかった。
テーブルの上には朝食がおいてある。
瞬が作って置いてってくれたんだろうな。
遠足の日、
あたしは告白して振られて…。
でも壊れるのが怖くて、
今まで通りがいい。なんて言って逃げた。
それでも心のどこかでは
あたしは瞬の特別になりたいって思ってる…。
ずるいやつ。
あれ以来、普通の日常を過ごしてたけど
抱きしめられることとかはなくなったしまった。
普通に戻っただけなのに、
あたしは瞬に優しくされて、いつからかその優しさに甘えてたんだ。