このまま、
この関係がなくなってしまうのが嫌だから…
「瞬、これからも今まで通りでいてくれるかな?」
そんなあたしの発言に
瞬はちょっと間を持たせ、何も言わない。
「…瞬?」
不安になりもう一度声をかける。
「うん。そうだな…。全部終わって、俺が許されたら…今度は俺から伝えに行く」
瞬の意味深な言葉に
やっぱりあたしは何も言えない。
彼は何を考えてるんだろう?
でも、
抱きしめられた手の温度はあたしの大好きな温もり。
たとえもう二度とこんな時間がこなくても大丈夫。
あたしだけはずっと覚えてるから。
瞬を好きな限り…。
だから、今度は
あたしが瞬の幸せを願う番だよね?