「てか、体調大丈夫?」
あたしは自分の体のことを思い出す。
「あっ、少し寝たら楽になったかも」
「そんな寝てねーと思うけど…。まじでどうしようもなくなったら言えよ?」
「うん!ありがと」
あれ?寝たはずなのに、
まだ少しうとうとする。
「…眠たい?」
瞬のそんな声にこくりと頷いてしまう。
「お前、寝不足なんだろ。昨日あんな時間まで起きてたし」
「…あっ。パーカ、ありがとう」
「そんなのいいから、今は自分の体心配しろよ」
「うん…」
「俺にもたれかかれよ」
瞬は左手であたしの頭を、自分の肩にのせる。


