「ちょっとしんどくて…。先生のとこ行こうと思ってる」
あたしは素直に言った。
「じゃあ、瞬に連れてってもらいなよー♪」
五十嵐くん!
ちょ!それは素で言ってくれてるんだろうけれども!!
「いや!ほんと平気!!1人でだいじょっ…きゃ!」
あたしが必死に話してる途中に
瞬はあたしを引っ張り立たせたかと思うと、
そのままお姫様抱っこをする。
「ちょ!瞬!!?」
自分の状況がいきなりすぎて理解できない。
「暴れると落ちるよ?」
いや!暴れないとういう方が無理!
「ひっ!人に見られるっ」
「人けのないところに行けば問題ない」
そう言って瞬は歩き出す。
「あっ!ちょっと!!だめっ………うっ」
暴れてしまったせいで、
あたしの体はバタンキュー。


