「あぁ…。足は大丈夫なのか?」 そう言って紗希ちゃんを心配してるのは 瞬だった。 あたしは2人の姿を見つけると思わず近くの柱時計に身を隠す。 逃げだしたいけど、今動いたらばれてしまうかもしれない。 それにまた足が固まって動けない感覚。 「うん。見てもらったし、平気」 「そか」 「ジュース。おごるよ」 「はっ?なんで?」 「お礼よ!なんか、借り作ったままじゃ嫌なの!」 「…いいよそんなの。それに千鶴に会わせてくれるって頼み聞いてくれたじゃん」 …。 なんで?瞬。 千鶴さんに会うの??