そうしてあたし達は食堂に行き 晩ご飯をゆっくりと食べた。 「じゃあ、先に戻ってるね?」 「うん!」 そうして紗希ちゃんと別れると、 中津くんが笑ってあたしを手招きして呼ぶ。 「こっち」 「うん、ありがと」 「お前さ、いつ神谷に会うの?」 「これ終わったら、行こうかなって思ってる」 「そか…」 優しく見守るようなそんな微笑みに あたしは暖かい気持ちになった。