「あ…ごめんね。ウォークラリー…途中放棄しちゃって…」
あたしも一応謝罪した。
「…無責任にもほどがあるんじゃない?」
「…っ!!」
瞬の冷たい眼差しに肩がビクッと震えてしまう。
こんな怖い瞬を初めて見た。
怒ってるんだ…やっぱり…。
やばい。
泣きそう。
「おい、神谷。めいにあたんなよ!俺が振り回したんだよ!」
「中津くん!大丈夫だから…。確かにあたし達が自分勝手な行動したのが悪いんだよ…。ね?」
「でもっ!!」
納得いかないような顔をしてる中津くんを必死になだめる。
「お前は振り回された側なのに、中津の味方するんだな…」
弱々しく笑って、瞬は1人で先にどこかへ行ってしまった。
あたしは何もできず
追いかけることもせず…
ただ胸の苦しみと溢れそうな涙を、
必死に耐えているだけだった。


