【完】Sweet ラブ♥︎ハウス 〜イジワル男子と同居生活!?〜



「…瞬……」


光輝は悲しげな表情をして俺を見ている。



このくらいの約束しないと

俺は確かにあいつを傷つけちまうかもしれない。


だからいいんだ。

これで。



「帰るか…」


「めい達はどうしよう…」


「中津がいるから大丈夫だろ」



諦めなきゃいけないのに、


めいの腕を掴んで、めいを連れて行く中津の姿を思い出すだけで腹が立つ。




めいが連れ去られて、

そのまま中津のところへ行ってしまうような気がして…。



でも、千鶴を思い出すと


俺はこの想いを封印することができる。

簡単にはなくらないかもしれない。




でも、


ちゃんと鍵をかける。


ちゃんとこの気持ちを終わりにさせてみるよ。