「すいません!!大丈夫ですか!!」


あたしとぶつかった人が

心配した顔でかけよってきた。



「あ、大丈夫だよ!!」


見た感じ、後輩っぽい男の子。


「すいません!本当!!」


「いいよいいよ!助けてもらったから気にしないで」




ペコペコ謝る姿は初々しい。


1年生って感じ。


「はぁ〜」


後ろにいた神谷くんは、

散らばってるノートを集め始めた。