「あ、ありがと」


「礼とかいいから!えっと…だから、俺のこと考えてくんね?」




あたしの気持ちは、

今でもまだ瞬だけ。





それでも、中津くんの言葉に頷いてしまったのは




傷ついた自分の弱さが

優しい中津くんに甘えてしまったからだと思う。