ゆっくりと歩き出した3人。 あたしは…。 重くて鈍い何かに胸が締め付けられる。 足がかたまってしまって歩けない。 「見たくないよ…」 消えいるような声でつぶやいただけなのに。 「そっ。じゃあ、俺たちは逃げよっか?」 顔をあげると そこにはニコッと笑ってる中津くんがいた。 「えっ」 そう言って、 今度は腕を掴むのではなく ギュッと手を握って 瞬達とは別の方向へと歩きだしてしまう中津くん。 たぶん。 あたしの逃げ出したい気持ちを見透かしていたんだ。