「おっ?めいじゃん♪」
あたしに気づいた中津くんはニコッと笑う。
「中津くんが女の子のお誘い断るなんて珍しいね?」
さっきのやり取りを見てたあたしは率直な意見を言った。
「いやいやー!だって実行委員あるじゃん?」
「それでも夜にこっそり部屋行ける時間はあるでしょ?」
「まぁ〜、俺にもいろいろあるのよ♪久々の本気だから、頑張ろっかなって。ね?」
よく言葉の意味が分からないのだけれど
「そんなに実行委員好きなんだ…!!じゃあ、あたしも見習って本気で頑張るよ!」
中津くんだけに任せっぱなしもいけないしね!!
「ぶっ!!」
吹くような中津くんの笑いにびっくりする。
「どっ!どーしたの!?」
「いやー。めいってあれだね?変わってるね?あー、おもしろい!」
バカにされてる??
「俺は好きだよ?そういう一生懸命なの♪」


