「え?何があったの?パパに見られたとか?」
それはまずい!っと言いながら
心配そうにあたしの顔を覗き込む。
「ごめん!まじで!!無神経だった!!大丈夫だった!?」
勝手にお父さんが見たと思い込んでるし…。
コロコロと変わる中津くんの顔を見てるのがおかしくて、
ぷっと笑いがもれてしまう。
「あははっ!!」
「………」
あたしが笑った顔をびっくりした様子で見てくる中津くん。
「…どうしたの?」
視線に耐えられず聞いてしまった。
「いやっ…。めいが俺に初めて笑ってくれたから…」
………。
カァッと顔が熱くなる。


